ロンドンでのサイクリング徹底攻略!実は危険!?Santander Cyclesの利用方法と注意点!
今回はロンドンでのサイクリングについて紹介します!ロンドンを歩いているとあちこちで「Santander Cycles」を見かけます。とても楽しそうに見えますが、日本でのサイクリングとは違って結構危ない道もあります。
Contents
Santander Cyclesとは?
Santander Cycles(旧:Barclays Cycle Hire)は、イギリス・ロンドンの公衆自転車雇用制度です。運営は、トランスポート・サーコ(Serco)に委託されており、自転車とドッキングステーションはPBSCアーバンソリューションズが提供しています。
何といっても、このサイクル制度のいいところは広い範囲で利用できることです。なんと70箇所以上のドッキングステーションと11,000台以上の自転車があります。ドッキングポイントはテムズ川周辺の中心部から始まり現在は東ロンドンから西ロンドンまでロンドンの大部分をカバーしています。
そして、誰でも使えるので、ロンドンの町並みを見ながら広い範囲を観光したいという方は良いかもしれません。
利用制度・方法
誰でも簡単に使えますので、利用する際の制度と方法を簡単に説明します。
利用料金・制度
自転車の借用契約金(24時間)は2ポンド
◆利用時間(レンタル番号が発行されてからドッキングポイントに返却するまでの時間)
・30分まで無料!
・30分を超える場合は30分毎に2ポンド
つまり、2ポンドで借用した後30分以内に返却すればたったの2ポンドで1日中借りれます。
※ドッキングステーションで借りる場合はクレジットカードが必要です!
借用方法
借りる方法は2通りあります。
1.ドッキングステーションに設置されたマシーンを利用する方法
2.公式アプリを利用する方法(アカウントを作成する必要あり)
どちらでも良いですが、公式アプリは何かと便利なので持っておくと良いかもしれません。
ドッキングステーションに設置されたマシーンを利用する方法
ドッキングステーションにはこのような縦長のマシーンが設置されています。
タッチパネルで自転車を借りる手続きを行います。
画面は英語版ですが、「Chanege language」で日本語に変更することが可能です!
あとは案内に沿って進めてくださいね。(日本語なので簡単です。)
手続きが無事に完了すると、貸出票が出てきます。
そこに、自転車を借りる際に必要になる番号(5桁)が記載されています。
ドッキングポイントにある自転車の左側にあるボタンパネルにこの1・2・3で組み合わされた5桁の数字を入力します!
ボタンを入力するとピピピピピ!と音がします。
認証中は真ん中の黄色のランプが点灯します。
ランプが青色になったら貸出準備完了の合図ですので、自転車を取り外すことができます!
・認証番号が間違っていないはずなのにエラーになる場合は他の自転車で試してみましょう。
・自転車を取り外す時になかなか外れない場合もありますが、ズボッと力強く引きましょう!
ちょくちょくエラーになりますが焦らないでくださいね!笑
これで借りることができました。
公式アプリを利用する方法(アカウントを作成する必要あり)
まずは公式アプリをインストールしましょう!
アプリでは自分の位置情報と近くのドッキングポイントが表示されます。
ドッキングポイントにある自転車の数と空いている駐輪ポイントの数が表示されます。便利!
借りたいドッキングポイントの「HIRE NOW」から手続きを進めてください。
貸出番号が表示されたら、借りたい自転車を選んで取り外してくださいね。(既出の通りです。)
返却方法
返却は驚くほど簡単です!
空いているドッキングポイントに借りた自転車を挿入するだけです。
グサッと挿してランプが青色になることを確認しましょう。
これで返却完了です。
自転車の交通ルール
自転車に乗る際には、交通ルールが気になりますね。
ロンドンの自転車は車道を走ることが原則ルールになります。日本のように歩道を走ってはいけません!
車と同じように走るので結構なスピードを出さなければいけません。ちんたら走っていると逆に危ない。。
自転車の通る道
自転車は車道を走ることが原則で、整備が進んでいるところは自転車レーンがあります。
自転車レーンの線があるパターン
車道の左端に細い自転車レーンが設置されています。
ここはわりかし走りやすい道路ですが、無理矢理作ったでしょ!感満載なところもあります。
自転車が走るスペースはないようなもの。笑
こういった場合は無理に端を通らず、堂々と車道の真ん中を走る人も多いです。
自転車レーンが明確に分かれているパターン
車道とは別に自転車だけが走れる道がある場合はサイクリングが超絶楽しいし、楽です。
左側通行でございます。右から結構なスピードで走る自転車が来るので気をつけましょうね!
自転車レーンがないパターン
明確なレーンがない場合もありますが、車と同じように車道を走りましょう。
ここは空いているので良いのですが、混雑している狭い道は悲惨です。車にぶつけてしまったらごめんなさいねのレベルのところも。
信号機を守ろう!
自転車は信号を守らなければなりません。(無視している人も結構いるけど。笑)
自転車マークの信号機
左にある自転車マークの信号機が自転車用になります。日本と同じように赤信号の時は止まりましょう。歩行者がきます!
車と同じ信号機
自転車用の信号機がない場合は、車と同じ信号機を見ましょう。
ここでの注意ポイントとしては、赤信号を停止する時は車の前の自転車停止スペースまで進みましょう。
巻き込まれると危ないので一番前まで行きます。(この写真では車が誤って自転車レーンより前に停止してしまっていますが。)
バスから見た時はこんな感じになります。
そして、黄色信号に変わったら車の迷惑にならないように一斉に走り出します。スタートダッシュが重要です!笑
皆すごいスピードで走ります。
車道を走る際の注意!
ビビらない・・・に尽きます。自分は車になったつもりで大きな道路も堂々と走らなければなりません。
周りの車に注意しながら、車道を走行してください。
右折に注意!
はて?突然出現したこの自転車レーンはいかに・・・!?笑
右折するための自転車レーンが道路の真ん中からにょきっと出現しています。右折の際には道路の真ん中を走行する必要があります。巻き込まれないように注意しましょう。
バスレーンに注意!
自転車レーンをのんびり走っていると突如出現するのがこのBUS LANEです。バスの停留所に近づくと出現します。
後ろからバスが来た場合にこのバスレーンにいるとバスの妨害になってしまうので注意が必要です。
追い越す際も後方から来る車&自転車に注意してください!
通行人に注意
車に負けないようにスピードを出して走っている場合、危ないのが通行人です。
通行人と接触する事故も多いので気をつけましょう。
最後に
ロンドンでの自転車は、安くて便利ですが、車道をスピードを出しながら走らなければならないので意外に難易度は高いです。
一方で、自転車レーンが整備された場所を走るのはめちゃくちゃ気持ちいいです!特に、ロンドン塔周辺やバッキンガム宮殿とその公園周辺は自転車レーンが整っていていいかもしれません。
自転車だけが許される素敵な美しい並木道!天気が良い日にここを走るのは超キモチイイ!!です。
豆知識:ロンドンの自転車サドルは高すぎ!?
私はずっと思っていました、「ロンドンの人の自転車のサドルは少し高すぎるのではないか」と。
もはや、一時停止の時に地面に足が着かないくらいサドルが高いんです。
自転車に乗ってロンドンを走るまでは気づきませんでした。かっこいいからかな?普通に危なくないか!?くらいにしか思っていませんでした。
しかし!!!ロンドンを走ったら気づいてしまったのです。サドルが高くないといけない理由を。
スタートダッシュ・ハイスピード走行をするためにはある程度の踏み込みが必要だからなのです。
ロンドンの道路で、自転車は、赤信号の時に車より前の先頭スペースに行き、信号が変わると同時にスタートダッシュを決めなければなりません。その際に、サドルが低いとうまく踏み込むことができません。
そのほか、車と同じような速度で走るためにも、結構踏み込みが必要になります。
ある程度のパワーとスピードが必要だからこそ、サドルが高くなっているのだと感じました。
(なお、バスも電車も充実しているロンドンを自転車で走る人は運動に対する意識が高く、筋トレのためにサドルを高くしている説もあると思います。)
サマリームービー
それでは、最後に自転車に乗った気になる動画でございます。あぶなぁぁああい!!と不安になるかもしれませんが、私は生きていますのでご心配なく。
その他、詳細を知りたい場合は公式サイトをご覧くださいな。
それでは、またね!