【ロンドン】セントポール大聖堂を全力で堪能する完全ガイド。外観・内観おすすめポイント紹介

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ロンドンで最も象徴的な観光名所の一つにセントポール大聖堂があります。イングランド教会ロンドン教区の中心的寺院で、白い建物に薄い水色の屋根が象徴的でとても綺麗です。

そんなセントポール大聖堂の魅力をぎっしりお伝えします。これを見れば、セントポール大聖堂を堪能できるでしょう。

セントポール大聖堂(寺院)とは

セントポール大聖堂(St Paul’s Cathedral)は、ロンドンの金融街シティ・オブ・ロンドンにある大聖堂で、国王チャールズ2世の命により建築されたバロック様式の傑作です。

イングランド国教会ロンドン教区の主教座聖堂で、ロンドンのテムズ川の流れに向かって左側の地域の全ての教会を傘下に置きます。管区はカンタベリー大主教区になります。

最初のセントポール大聖堂は607年頃に建設されました。焼失や落雷などで何度も破損を繰り返しましたが、その都度再建されて、現在の姿として完成したのは1710年頃になります。

セント・ポール大聖堂は市民の大聖堂として古くからロンドン市民に親しまれてきました。そして度々、英国がかかわった大戦の勝利を祝う式典の場とされてきました。代表的なものは、エリザベス1世による無敵艦隊撃滅記念式典があります。また、チャールズ王太子及びダイアナ元妃の結婚式が行われた場所としても知られています。

営業時間

月〜土:08:30〜16:30
※日曜日は礼拝のみ。館内に入ることはできますが、観光としてドームに入ることはできません。

詳細はこちらをチェックしてください。

入場料

大人:£18 ※18歳以上
子供:£8 ※6〜17歳
※学生、高齢者(60歳以上)は£16
※団体割引あり
※オンライン事前予約は割引あり

事前予約はこちら(英語版)から可能です。

割引価格のチケットはこちら(日本語版)から購入可能です。現地でのチケット購入に不安がある方はご利用ください。

場所・行き方(地図)

住所:St. Paul’s Churchyard, London EC4M 8AD

St.Paul’s駅から徒歩1分程度

美しき外観を楽しもう(無料)

シティを代表する大聖堂は、頂上にある十字架までの高さが111m、幅が約74m、奥行きが約157mほどあり、シティのどこからでも見ることができるほどです。20世紀後半までは、シティの中で最も高い建物として景色を独り占めしていました。

ヨーロッパで最高に洗練されたドームだと賞賛する人も多いほどです。

美しい円状のドーム

最も顕著な外観の特徴は、水色の象徴的なドームでしょう。この円状のドームはイギリスの大聖堂では他にありません。

テムズ川からも見える薄い水色のドームがとても上品で美しいです。

西正門ファサード

大聖堂の西正門ファサードはこちらです。

入口に2層柱廊を設け、下層はコリント式、上層はコンポジット式オーダーが採用されています。

君主アン女王の銅像

大聖堂西正門前にはセント・ポール大聖堂の再建当時の君主アン女王の銅像があります。

聖パウロ像

セントポール大聖堂の北側庭園には聖パウロ像が建てられています。

聖堂に入場して見学しよう(有料)

セントポール正面で手荷物検査を行っており、そこを通ると館内に入場することができます。

館内に入場するとすぐに入場券売り場があります。入場券を購入後、デジタルガイドを借りることができますので、忘れずに受け取ってくださいね。

館内見学

セントポール大聖堂の全体像はこちらになります。上から見たときに、十字架になっているのもこだわりの一つだそうです。

館内に入場するとすぐに、天井が高い「身廊」と呼ばれる中央通路が主祭壇に向かって通っています。

身廊

これは、ゴシック建築で作られており、その特徴となる円形状の天井がとても美しく作られております。ロンドンの他の聖堂には見られない美しい建築をぜひじっくり見てみてください。

混雑した身廊をゆっくり歩いて通ると、勝利を記念した記念碑や慰霊碑が設立されています。The Wellington Monumentはナポレオンとの戦い・ワーテルローの戦いに勝利したために作られたモニュメントです。

出典:victorianweb

丸天井

そして、遂に迫力の中央ドーム(丸天井部分)に移動すると、高い天井のど迫力に圧倒されることでしょう。


出典:bucketlist127.com

その美しさは圧巻の一言です。この回廊にあるフレスコ画はジェイムズ・ソーンヒルが描き、内側の装飾や木造彫刻はグリンリング・ギボンズの作品となっています。

地上から天井を眺めると、このように美しい装飾・彫刻が並んでいます。
出典:poetinthecity.co.uk

彩り豊かな天井ではなく、茶色で明暗をつける独特なデザインの天井となっています。

聖歌隊席と通路

中央ドームの正面には聖歌隊席があります。

photo by stpauls.co.uk

聖歌隊席には大きなパイプオルガンが両サイドに並んでいます。これらは元々1つのパイプオルガンだったものを改築の際に、高い技術を用いて二つに分けて飾られたそうです。その他、聖歌隊が移動するための通路があります。

これらは、実際に通って見学することができます。

ノース翼廊・南翼廊

中央ドームの両脇にはノース翼廊・南翼廊があります。ここには有名な絵画のウィリアム・ホルマン・ハントの「世の光」などがあります。

ドーム見学

それではここからは、中央ドームの上部にある回廊に登っていきましょう。

ささやきの回廊

セント・ポール大聖堂の内部には 「Whispering Gallery(ささやきの回廊)」と呼ばれる美しいドーム回廊があります。

ドーム脇に位置する長〜い階段を登ると、ささやきの回廊に移動できます。この階段は段差が低めなので、足腰が弱い方でもどうにか登ることができるでしょう。

約30mの高さにある回廊には秘密があります。このささやきの回廊とは、人の囁いた声がドーム状の壁を伝って距離が離れた反対側にいる人にまで聞こえてしまうことを指すそうです。
 出典:onosokki.co.jp

セント・ポール大聖堂では、100年前にレイリー卿がドームの壁の周りの空気を伝わっていく音響的なささやきの回廊波(ウィスパリングギャラリー波)を発見したそうです。(詳しい仕組みを知りたい方は『身近な計測−ささやきの回廊-』を読んでみてください。)

壁に向かって、ヒソヒソ声で話してみてください。私も反対側にいる人の声を聞くことができました。常時、スタッフの方がいるのでやり方がよく分からなければ聞いてみてください!

このささやきの回廊から、さらに階段を登ると石の回廊・金の回廊まで登ることができます。

石の回廊

ささやきの回廊からかなり狭い階段を登って進むと、石の回廊に到着します。こんな感じのところ。

ここからは、ロンドンの街を一望することができます。ほぼ360度見ることができますので、好きなポイントを見つけてぜひ写真に収めて見てくださいな。

 

セントポールの正面側もこんな風に見えます!

さらにこれだけでは終わりません。さらに、上の回廊の金の回廊に進むことができます。

金の回廊

セントポールではテッペンの狭い部分まで登ることができます。長く辛い(笑)階段を登りきると、金の回廊に到着します。

見ての通り、結構狭いです。ただ、障害物もなくロンドンの街をしっかり見ることができます。美しいですね〜!

ただし、ここまでの道のりは結構長く険しいので、足腰が弱い方はお身体と相談して登ってみてくださいね。

参考までに階段はこのような感じです。 

外観から見た、これらの回廊は位置関係はこんな感じです。

地下見学

大聖堂の地下には、偉人たちのお墓・納骨堂があります。

トラファルガー広場の銅像として知られているネルソン提督と、ウェリントン公爵の記念碑が有名です。他にも、様々な超名人の墓碑があり、大聖堂地下の床にまでびっしり設置されています。

また、セントポールの歴史に関する資料が展示されています。

他にも、休憩のためのカフェがあります。セントポール大聖堂をしっかり観光するとかなりの時間を要しますので、最後にちょっと休憩してから帰るのもいいかもしれませんね。

まとめ

私の大好きなセントポールをようやくレポートすることが出来ました。入場料も少々高いですが、じっくり観れば十分に満足できるような内容になっています。じっくり観光する(ドームの回廊も最上階まで登る)と2時間以上は時間が必要かもしれません。全体の雰囲気をざっと観光するだけであれば、1時間程度かと思います。

イギリスでどこを観光すべきか迷っている方の参考になれば良いなと思っております。

それでは、良い旅を・・・



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tami

ロンドンに住むアラサーレディ。TokyoとLondonを中心に活動中。趣味は旅行でヨーロッパ旅行を記事にする。

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