【イギリス】元祖ロンドン「シティ・オブ・ロンドン」は今も経済の中心地!

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今でこそ広いロンドンですが、昔はもっと狭い地域を指すものでした。小さなロンドンという都市が徐々に大きくなり今の大きさになりましたが、ロンドンの発祥地となる元祖LONDONを訪ねたければシティ・オブ・ロンドンに行きましょう!

「ザ・シティ」というのがシティ・オブ・ロンドンを指します。初めてこの場所の名前を聞いたときは「ザ・シティだということは分かるから、この場所はなんて名前なの?」なんて、聞き返してしまいました。

シティ・オブ・ロンドン

シティ・オブ・ロンドン(City of London)は、イングランドのロンドン中心部に位置する地区を指し、経済の中心地となっています。

現代のメトロポリスとしてのロンドンの起源となる地域で元々は古代ローマ人の植民地として建てられました。シティの範囲は中世以降ほとんど変わっていません。

また、経済の中心地としてロンドン証券取引所やイングランド銀行、ロイズ銀行の本社等が置かれる金融センターとして、ニューヨークのウォール街と共に世界経済を先導しています。かっこいいですね。

シティの行政はシティ・オブ・ロンドン自治体(City of London Corporation)が管理しています。この自治体の首班はロンドン市長(Lord Mayor of London)です。なお、大ロンドン庁のロンドン市長(Mayor of London)とは異なります。

このシティ・オブ・ロンドンのマークをあちらこちらで見つけることができます。

シティに居住する人口はおよそ11,700人程度ですが、平日の昼間人口は金融業を中心に約31万6,700人ほどになりますので、休日は人が少なくぱらっとしています。

シティ・オブ・ロンドンを代表するものは?

テムズ川の北部に位置するこのシティは、象徴的な幾つかの建物がありますので紹介します。

セントポール大聖堂

言わずもがな、ロンドンを代表するキリスト教の聖堂である「セントポール大聖堂」です。セントポール大聖堂があるため、その周辺の建物はセントポール大聖堂を超えない高さで建設することが決められているそうで、テムズ川からもシティを眺めるとすぐに目に飛び込んできます。

セントポール大聖堂はシティの象徴となる大聖堂であり、チャールズ皇太子とダイアナ妃が結婚式をあげた場所でもあります。中を見学することができますので、詳しくは公式サイトを確認してみてくださいな。

なお、セントポール大聖堂のみの記事を書きましたので、よろしければご覧あれ。

ロイヤル・エクスチェンジ

ロイヤル・エクスチェンジ(Royal Exchange)は、王立取引所で、シティの中心に位置する英国初の商取引所です。この建物は初めに、商人グレシャムによって16世紀に設立され、その後1571年にエリザベス女王によって正式にRoyal Exchangeとして認められました。しかしその後、何度か火災に見舞われたため、現在目にすることができる建物は1840年代に設立されたものとなります。

建物内には、高級ブティックやおしゃれなカフェ&レストラン、オフィスなどがあります。吹き抜けになったその空間は、なんとも贅沢です。

Bank of England

photo by aol.co.uk

このRoyal Exchangeの隣に位置するのが、Bank Of Englandです。

レドンホール・マーケット

ヴィクトリア朝の優雅な装飾が施されているのが「レドンホール・マーケット(LEADENHALL MARKET)」です。マーケットにはレストランやパブがあり、昼間はシティで働くビジネスマン達が小休憩をしたり、ランチをしたり賑わいを見せています。

ロンドン大火記念塔 (Monument to the Great Fire of London)

モニュメント駅を出てすぐ目の前にあるロンドン大火記念塔Monument to the Great Fire of London)は高さ61mもあり、1666年の大火災を忘れないために建てられた記念碑です。夜中にパン屋から発生した火事は3日間に渡って燃え続け、シティ・オブ・ロンドンの3分の2を焼き尽くしたそうです。入場料はかかりますが、この塔は登ることができます。

ランドマーク的建物

近くに行かなくても見えます!シティを表す建物として描かれることの多い建物をいくつか紹介しましょう。

30セント・メリー・アクス(The Gherkin)

30セント・メリー・アクス(30 St Mary Axe)は“The Gherkinとも呼ばれており、ロンドンを象徴する建物の一つです。The Gherkinは、全長500,000平方フィートもある超高層ビルであり、この都市の繁栄を表す文化的な建物とされています。

このロケットのような不思議な建物はシティを表すシンボル的タワーの一つです。

私が昨年買ったオーナメントにも、イギリスを代表する建物の一つとされていました。

中には、カフェやレストラン、オフィスなどが入っており、まだ空きがあるようです。気になる方はぜひ募集して見てはいかがでしょうか。笑

The Leadenhall Building

photo by citypropertyassociation.com
斜めの象徴的な建物は”The Leadenhall Building”です。47階建ての建物で、シティの中でも最高品質のオフィス、小売店、レストランスペースを提供しています。

20 Fenchurch(The Walkie-Talkie)

photo by telegraph.co.uk

20 Fenchurch Streetはロンドンの商業高層ビルです。 その独特の形のために”The Walkie-Talkie(ウォーキートーキー)”と呼ばれています。 2014年春に建設が完了し、2015年1月には最上階でスカイビューを楽しめる「the Sky Garden」がオープンしました。ロンドン大火記念塔の近くにあります。

まとめ

シティは世界的な経済を動かすロンドンを代表する金融街です。現在は金融街として、Canary Wharfも挙げられるようになりましたが、昔ながらのビジネス街の町並みを見たい方はぜひシティ周辺をお散歩してみてはいかがでしょうか。ランドマークとなる建物があり、楽しいかもしれません。

また、テムズ川辺りからもシティの街を眺めることができます。平日に訪れれば、ピシッとキマったスーツに身を包むかっこいいビジネスマンがたくさんいますので、英国紳士を横目にシティを探索するのも悪くないかもしれません。笑

それでは、良い旅を〜



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tami

ロンドンに住むアラサーレディ。TokyoとLondonを中心に活動中。趣味は旅行でヨーロッパ旅行を記事にする。

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