【イギリス】知っていますか?「Banksy」のこと。
昨日お話ししたように、英国には美しい落書きが多々あるのです。しかし、レベルが違うものがありました。
私が会社云々の理由でよく通る通路があるのですが、17年の秋頃その壁に突如かっこいい落書きが出現!
うわーかっこいいなーと眺めていたのですが、次に通った時には、なぜか透明なパネルのようなもので保護されていたのです。
「イギリスはかっこいい壁紙は守る国なんだな」程度に思っていましたが、
次に通ったら落書きの写真を撮る人々の姿が!そのあとも止まないので、なんだろうかと思って確認してみました。
それがこれです。
もう落書きの域を超えていますよね。
そうです!これは超えているのです。
実はこのグラフィティはバンクシー(Banksy)というロンドンを中心に活動する覆面芸術家の最新の作品だそうです!
バンクシー(Banksy)について
バンクシーって何かな?という人のために少しだけ紹介します。
バンクシー(Banksy)とは
バンクシーはロンドンを中心に世界中あらゆるところに勝手に落書きをする覆面アーティストです。自身に関する情報を一切表に公表しないため、本名、年齢、容姿などが全て謎に包まれていました。
もともと、街頭の建物や壁に落書きしていた程度だったのですが、その完成度の高い絵が人気を呼びファンが急増しました。
Banksyの芸術的なグラフィティは、予期しないタイミングに予期せぬ場所に出現するので、人々の心を引きつけて離さない不思議な魅力があります。
また面白い話ですが、メトロポリタン美術館や大英博物館などの館内に作品を無許可で展示して誰にも気付かれずに展示し続けられた..などのパフォーマンスにより「芸術テロリスト」の異名も持っています。
彼の存在は、グラフィティの世界に現れてからすでに20年以上が経過していましたが未知のままです。
しかし、英紙「The Daily Mail」が2016年に「バンクシーの正体がイギリスの音楽ユニット「マッシヴ・アタック」のロバート・デル・ナジャだ」という報道をしました。
本当のところはわかりませんが、とにかく世界中から注目される超人気グラフィティアーティストです。
作品紹介(社会風刺)
そんな彼の作品は社会風刺的グラフィティアート、ストリートアートが多いです。
街頭の作品紹介
彼の作品の多くは街頭(壁面)などに描かれているのですが、ただの落書きだと間違えて市当局による清掃の際に消えてしまうことが多いそうです。そんなぁ・・・。
描かれてからすぐに、透明のカバーなど保護されるのはそのためですね。
それでは、街頭の作品の一部を紹介します。
なんでもいいけど、おしゃれすぎるでしょ!笑
Banksyのグラフィティ作品の多くはステンシルを使って描かれています。しばしば多層のステンシルが使われ、スプレー塗料のようなもので、他の絵や媒体と組み合わせられて一つの作品として作り上げられます。
外に限らず中にも作品がある
彼は現在、街頭のみならず室内にも作品を描く活動をしているようです。
かっこよすぎですね。うちにも描いて欲しい〜!と思ったけど、バンクシーの作品がオークションに出された際に6点で8500万円以上の値打ちがついたそうです。ちょっとレベルが・・・
Banksyとの数少ないコラボは日本企業!
Banksyは街頭などへのディスプレイにこだわって芸術活動を行っているめ、企業の商品とのコラボレートなどの依頼等はほとんど断っているそうです。ただ唯一オファーを受けた二つの案件のうち、一つが2002年の日本のファッションブランドモンテージュとのティーシャツコラボだそうです。(モンタージュ公式サイト)
日本ではこのTシャツを着ている人をよく見かけますよね。でもほとんど売り切れのようですね。
Dismalandというテーマパーク
2015年夏、Banksyは、イギリスのウェストンスーパーマーレの海辺のリゾートタウンにアートのテーマパーク「Dismaland」という期間限定のアートプロジェクトを開催しました。秘密裏に準備されたプロジェクトで、Banksyの10作品と他の58アーティストの作品が展示されたそうです。
まとめ
彼の作品を間近で見て興奮してしまい記事に書きましたが、Banksyは現在様々な活動を行なっているようですね。
彼の作品をもっと見たい方は公式サイトをご覧ください!
公式サイト「banksy.co.uk」
それでは、長くなりましたが、SEE YOU LATER!