【イギリス】イースター(復活祭)は何をするの?エッグとバニーは一体?

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もうすぐイースターだ!Happy Easter!連休だー!ばんざーい!と思っている私ですが、とりあえずキリスト教の方々と聖なる日々をおやすむ(笑)ために、ちょっとだけイースターについて、知識を入れてみようという試みがこちらの記事でございます。

そもそも、日本人の多くはイースターという復活祭を意識して生活している人はほとんどいないでしょう。私は、大学時代に東京ディズニーランドに行ったらイースターイベントがやっていて、ウサギが跳ねたり、卵が転がっていたり、お土産もカラフルな球体であふれていたり、何やら馴染みがないけど「ウサギとたまご」を媒体にして生命の喜びを表現しているのかしら?なんて思っていました。(無知ですみません。)

復活祭(Easter)とは

イースターはキリスト教の祝日で、日本語では”復活祭”、英語では”イースター(Easter)”と呼ばれ、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目に復活したことを記念する重要な祭のことなのです。

基本的にイースターは「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」に祝われるため、年によって日付が変わる移動祝日です。イギリスのイースターは、2018年は4月1日、2019年は4月21日、2020年は4月12日です!なお、”イギリスの”と記載したのは、東方教会と西方教会とで日付の算出方法が異なり、国によって日付が異なってくるためです。

ちなみに、キリスト教が優勢な国においてはその翌日の月曜日も休日になりますので、祝日が少ないイギリスの人たちは連休となるので嬉しいですよね!

じゃあ、具体的にどんなことをするのかしら?というと・・・・

イースターでは何をするの?

イエス・キリスト様が復活したことを忘れないようにしようということで、多くの教会で特別な礼拝が行われるほか、様々な習慣・習俗・行事があります。

これはただのお祭りではありません。めちゃくちゃ大事で、もはや最も大事なお祭りと言えます。なぜなら、他の移動祭日を含めた教会暦がこの復活祭を基準に決められていくからです。

しかし、現在のイギリス人の多くはアメリカなどと同様に、イースターハントをするために集まり、友達や家族と一緒に昼食をとることがメイン行事となっているようです。以上、ちゃんちゃん!

・・・で終わりません!せっかくなので、始めに、熱心なキリスト信徒が行うイースターの祈り方を見てみましょう。

復活祭の礼拝

キリスト教が定める礼拝について少し紹介します。

大斎(四旬節)

実は、そろそろイースターだな〜なんて呑気にカレンダーを眺めている場合ではありません!既にイースターの祈りは復活祭の7週前の日没後から始まっております。

熱心な信徒は、復活祭の前の40日間、大斎(四旬節)と呼ばれる特別な礼拝を毎日行い、イエスのエルサレム入城から受難を経て復活するまでのそれぞれの日を象り記憶するそうです。

復活祭当日

教会における復活祭の当日は、前日の日没後から奉神礼(正教会における奉事・祈りのこと)を行います。十字行などを行い、天国に向けて進めるようにお祈りをしていくのです。
このお祈りでの挨拶は
英語 :Christ is Risen! Truly He is Risen! or Christ is Risen! He is Risen Indeed!
日本語:ハリストス復活!実に復活!
と、信徒の間で交わされるそうです。

さらに復活祭では、パスハの讃詞「ハリストス死より復活し」という祈りを歌うそうです。※ハリストスはキリストのギリシャ語

タイミングや配布方法は宗派ごとに異なるものの、ここでイースターエッグが配布されるそうです。それぞれ国によってデザインも異なります。

復活節・復活後期

イースター終わったぜーと思いきや、復活祭当日のあと「復活節/復活祭期」がペンテコステ(聖霊降臨)の日まで7週間ほど続きます。

※ペンテコステとはイエスの復活・昇天後、集まって祈っていた120人の信徒たちの上に神からの聖霊が降った出来事をさします。

この間も、それぞれの宗派に従い、特別に定められた礼拝、典礼、奉神礼が行われます。

以上で、ざっくりお祝い・お祈りについてお伝えしました!

イギリスでの一般的な祝い方

イギリスではイースターの日曜日に、宗教的なものとは関係がありませんが、昔からイースターエッグやイースターバニーに関する伝統的なゲーム(イベント)を行います。エッグやウサギのチョコレート、絵柄が描かれた紙のエッグなどを持ち寄って交換したり、子供が隠されたイースターエッグを見つけようとする伝統的なエッグハンティングなどを行います。

photo by milanotoday.it

また、イギリスの他の地域では、エッグロールという別のゲームを行うようです。硬い卵を作って、転がしたり、叩いたりして最も強い卵を作った人がWinnerとなるそうです。ちなみに、ゲームに使われた卵はちゃんとみんなで食べるそうですよ!笑
そんなところもイギリスらしい。

イースターのエッグとバニーはどこから来たの?

イースターといえば、バニーとエッグが用いられますが、なぜなのかを調べてみました!

まずウサギちゃんについてですが、そもそものイースターとバニーの関係は、キリストの起源に関与するとされる、繁栄と再生を象徴するアングロサクソンの春の女神”エストレ”が仲間としてウサギを連れていたことからだと考えられています。また、19世紀以降の伝説では「復活祭前夜に、バニーが卵を撒いて隠す」とされているそうです。

ではエッグは何かというと、特に春に多くの卵が産まれることから、春のはじまりに行われるキリストのイースターと深く関係しているとされています。卵は新しい人生と新しい始まりを象徴するものです。また、染色された卵はキリスト教の復活祭の物語の一部ともなっています。

 

ロンドンで見つけたイースターエッグ

最近は日本でも、イースターエッグなるチョコレートが売られているそうですが、イギリスの売り場ではこんな感じです。

近くのスーパー

このたまごの数はなんでしょう!笑  棚いっぱいに置かれる、卵、卵、たまごぉぉお!

特大サイズもありました! これは鶏卵の域を超えていますね、もはやなんでもあり。笑

私には恐竜の卵に見えるなぁ。

お店のディスプレイ

おしゃれな小道を歩いていると、可愛い卵みっけた!

おお、美味しそうだなぁ。

バーニーのチョコもいっぱいあります!このウサギの表情は海外っぽい(笑)ですよね、かわいい。

フォートナム&メイソン

ちょっくら用事で立ち寄ったら、たくさん置いてありました!

これはまさに芸術ですね。イギリスのお金持ちがおうちに飾るのかしら。

さて、ここでクイズです。この手のひらより少し大きいくらいの美術品のようなチョコはいくらでしょうか?

正解は・・・・約6000円でした♡ まぁ、ここまで丁寧に作られてたら、このくらいするかなーと思えました。

高いか安いかは、あなた次第。(キラーン

 

他にも展示されてるチョコレートが可愛らしいこと、かわいらしいこと。

復活祭当日のお店や交通機関情報

イギリスでは、復活祭の日曜日には閉めるお店もあります。公共交通機関の運行スケジュールが異なる場合がありますので、ご注意ください!

まとめ

イースターのお休みに入る前に少しばかり、イースターについて紹介しました!
協会でお祈りまでする人は多くないそうですが、祝日に家族みんなで食卓を囲んだり、イベントに参加したり、キリスト教の大事なイベントを盛り上げるのは素敵なことですね。

ちなみに、イースターエッグやバニーとしてチョコレートを食べるようになったのは最近だそうです。
バレンタインも何もかも、チョコレートが大活躍している今、なんだかチョコレート菓子会社のプロモーションのすごさにびっくりすると共に、チョコレートの汎用性の高さにあっぱれですね。

 

てなわけで、私はせっかくのお休みなので、西ヨーロッパにいってきまーす!雨だけど。。。

 

ほな、さいなら♩



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tami

ロンドンに住むアラサーレディ。TokyoとLondonを中心に活動中。趣味は旅行でヨーロッパ旅行を記事にする。

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