冬なら日帰りでモンサンミッシェルの美しい夜景が見れる!
フランスは人生で二度目ですが、念願叶って初めてモンサンミッシェルに行くことができました。
はじめにパリに行った時は、ツアーに申し込まずに、直接自力でモンサンミッシェルに行こうとしていましたが「リヨン駅」を間違えてしまい辿り着けませんでした。(その時は、諦めてパリ市内で過ごしました。)
パリからモンサンミッシェルに行く方法ですが、選択肢は「自力で行く(バス&電車)」「ツアーで行く」の2つです。すでにパリでホテルを予約していたので、宿泊という選択肢はなく、今回はツアーを選びました。
Contents
モンサンミッシェルの夜景が見たければツアーしかない!
今回叶えたかったことの一つに「モンサンミッシェルの夜景を見る!」ということがありました。
同行するのが家族だったため長時間のバス移動は避けたかったのですが、高速鉄道は18時発が最終なので夜景を見れずに帰ることになってしまいます。
ヨーロッパに住んでいると、通常はツアーをほとんど利用せず自力で行く方法を考えることが多いのですが、夜景が見れるツアーがあったので利用することにしました。
これを見てください。この美しいモンサンミッシェル を。
レビューを先に見たい方はこちらへ。
西洋の驚異「モンサンミッシェル」とは
今や世界的に有名な聖地となったモンサンミッシェルは、北西フランスにある最も神秘的で美しいスポットの一つです。何世紀もの間カトリックの巡礼地の一つで、1979年には「モンサンミシェルとその湾」としてユネスコの世界遺産に登録されました。
モンサンミッシェルは500年以上かけて8世紀に建設されて以来、多くの秘密を持っています。英仏間の百年戦争の際には修道院が閉鎖され、城塞として利用されました。
そんなモンサンミッシェルが日本で有名になったのは、「海に浮かぶ修道院」だということではないでしょうか。潮の満ち引きにより、モンサンミッシェルは違う姿となります。
満潮時には、島の周りが海に囲まれるため「海に浮かぶ修道院」とされ、初めて見る人は感動して息を呑むほどの美しさだそうです。
また潮が引き干潮時となると、のどかなフランスの景色が広がります。プレサレ羊が草原でのびのびと飼育されているのを見ることができます。
この名物プレサレ羊さんは高級料理として、モン・サン・ミシェル内で食べることができます。とても柔らかくて美味しいそうです。
写真を見るだけでもなんと美しいところやらとお思うでしょう。
・・・モンサンミッシェルの紹介はこのくらいにして、今度はツアーで私がこの目で見てきたモンサンミッシェルをお伝えします。
モンサンミッシェルの真の姿
モンサンミッシェルに実際に行くことでわかったことを紹介していきます。
冬のモンサンミッシェルは雨予報が多い!
私が行った時は、もともと一日雨の予報でした。そのため、到着した時はかろうじて雨は降っていなかったものの雲だらけ。
そして風がものすごく強かったです。海の上に浮かぶ修道院なので海に囲まれており、磯の香りがプンプンします。
今まで「修道院×磯の香り」のコンビネーションを経験したことがなかったので、不思議な感覚でした。
冬の晴れた日はとても美しいですが、冬は雨の日が多いです。そのため、晴天の美しい姿を見たい場合は、夏の方が見れる確率が高いと思います。
雨でも問題なく観光できるが・・・
モン・サン・ミシェルがある島は、階段が多いです。そして、島の頂上に建てられている修道院に着くまでは屋外を歩く必要があります。雨がひどい場合は傘が必要ですが、足場は石造りでしっかりしているのでぐちゃぐちゃに汚れることはないです。ただ滑らないように注意してくださいね!
また、館内の観光は1時間程度なので、ほとんどの時間を外で過ごすことになります。雨の日だと特に冷え込みますので、防寒必須です。ホッカイロやマフラー、手袋などがあると良いでしょう。
修道院内見学は1時間半程度
入場券を見せて長い階段を上がると、まずはじめに修道院のてっぺんに到着します。
本来ここから美しい景色が見えるんだと思いますが、曇りで何も見えませんでした。。残念。
塔の頂上付近には教会があり、こちらが協会内部になります。
フランボアイヤン式ゴシック様式で作られています。正面から光が差し込み、静かな教会内がとても美しく見えました。
少し湿気でぼんやりしていて、それがなんだか趣を感じさせてくれますね。
続いて教会を出るとすぐに「回廊」にたどり着きます。
建物の最上階に位置しており、他の建物をつなぐ通路となっています。曇っていて分かりづらいですが、とても開放的で眺めがよく美しい空間となっています。
「迎賓の間」です。
美しいアーチ型の柱が特徴で、柱に花柄の彫刻が施されています。
また、クリスマスの時期なので、壊れた暖炉の手前にクリスマスの装飾が施されていました。
移動して行くと、病院として利用された場所に着きました。この奥にある壁画がありますが、以前はこのような壁画があらゆる場所に飾ってあったようです。城塞や刑務所となった歴史の中でなくなってしまったようですが、昔の姿を一目見てみたかったですね。
続いてここは修道士の仕事場です。
修道士が絵を描いたりしていたそうですが、とても広く小さな小学校の体育館くらいの大きさです。
ここは必見「大天使ミカエルと司教オベールの壁画」です。
この修道院が建てられたのは10世紀近く前のことですが、この小さな島に修道院を建てることになったのは大天使ミカエルのお告げからだそうです。
アヴランシュの町の司教だったオベールの夢に大天使ミカエルが現れ、モン・トゥーム島の岩島に修道院を建てるように命じました。しかし、オベールははじめはそのお告げを信じなかったのですが、大天使ミカエルが何度も夢に出てきて、三度目の夢でオベールの頭に指を突き刺し、目を覚ますとおでこに穴が空いていたそうです。このことで、お告げが本物であると確信し、修道院を建てることとなったそうです。その時の二人を表した壁画が修道院内にあります。
そして外に出ると、修道院内がライトアップされ始めた時の写真を撮ることができました。なんだかほんのり照明が灯されていて綺麗ですね。
地上付近(入口付近)まで降りると、お土産屋さんがずらり。
ふわふわオムレツが有名な老舗レストランでプラールおばさんが考案したレシピで焼きあげたクッキー「ラ・メール・プラール」はお土産にぴったり。
夕暮れ時のモンサンミッシェル・・・悲劇的な何かを感じさせるけど、それもまた美しい。
夕食はエスカルゴとふわふわオムレツ
繁忙期ではないので、レストランの開店時間が遅いようです。そのため、日帰り観光客が利用できるレストランの選択肢はほとんどありません。今回はツアーでのオプションプランを使用しましたが、フランス名物料理「エスカルゴ」や「オムレツ」を食べることができたので、十分でした。
このオムレツは今まで食べたことがない味。ふわふわどころか、ほぼメレンゲでした。
最後に・・・見れましたよ。美しい夜景。
夜景のために、来たと言っても過言ではないのです。ぼんやり浮かび上がるこの姿は、歴史を感じさせてくれるようでずっとずっと心に残るでしょう。
夜景のツアーに対するレビュー
私は、「エミトラベル」が主催するツアーを選択しました。HISやVELTRAが提供しているオプショナルツアーも内容は同じものでした。(他には日本人がやっているところはなさそう。)
ツアーを利用するか迷っている方のために、正直な感想を述べます。私たちが利用したプランはこちらです。
バス移動は席を選ぶべし
このツアーでは、途中休憩を挟みますが、片道5時間程度のバス移動があり、一番の不安点でした。旅先で疲れている中、長時間移動するのは疲れてしまうのではないかと・・・。実はこのツアーは毎回同じバスではなく異なるバスを利用しているらしいので、バス移動の良し悪しを判断するのは難しいです。
私たちが乗ったバスは1階建ての日本によくある大型バスでしたが、座席の大きさがかなり違いました。正直なところ、通常の席でも足が膝まで収まらず、少し斜めで座らなければならないような席もありかなりばらつきがありました。(私は、優しい父に広い席を譲っってもらいました。)
バス移動が苦ではないか?という部分に関しては一人によりますが、行きはガイドの方がフランスについてのお話をたくさんしてくれるので退屈せずに過ごせます。あまり神経質でない方であれば、日本人ばかりの安全なバスなのでゆっくり寝て過ごすこともできるので問題ないかと思います。
時間配分はちょうど良し!
順調にバスを移動すると、4時間程度の見学時間があります。この時間は短いという口コミもあったのですが、正直十分だと思いました。建造物に興味があり、歴史的な背景にもかなり興味がある方は別かもしれませんが、私も含めた周りの観光客はみな同じような速度で1時間〜1時間30分程度で修道院を回っていました。
閉館時間もありますので、着いて少し写真におさめたら、すぐに館内見学に向かった方が良いです。
全体として満足&ツアーは楽!
正直、ツアー内容としては良いと感じました。ツアーガイドさんはフランス語が話せるので頼りになりますし、料金もそこまで高くありません。
ランチの時間に寄ったノルマンディーのいなか町は商店がほとんど閉まっており、食べるものがパンくらいしかありませんでしたが、フランスの田舎町を感じることができたので悪くないと思います。(バスの中で食事ができないのは少し残念でしたが。)
バスや時間配分等、十分すぎるほどでした。バスの送迎は、ホテル前まで送迎車で送ってもらえるのでとても楽でした。冬のモンサンミッシェルは「日帰り」「ツアー利用」がベストかと思います。
その他のプランを見たい方はこちらをご覧ください。
それでは、良い旅を・・・
よく書けた内容でした。
是非行ってみたいと
思うような流れだと。
文章の中で誤字[洗濯]は
即修正した方が良いかもね。
ありがとう!これからもちょくちょくチェックしてください♩
「洗濯」指摘助かります、直しました!